力の抜けた横綱相撲
最近、ゆっくり落語に行く機会が減少気味。まあ今までの方が異常っちゃ異常?今日も途中から。
5/14 平成十九年五月中席 at 池袋演芸場 17:00〜
三遊亭小金馬:三人旅
林家正楽:紙切り
柳家権太楼:お菊の皿
お仲入り
柳家喬之助:締め込み
昭和のいる・こいる:漫才
柳家さん喬:子別れ 中・下
さん喬師匠の長講目当て。今日は何だろう。権太楼師匠の軽い感じの1席。喬之助は下手とは思わないがいつもイマイチ面白くない。あんまり分析する気分じゃないから多くは語らない。
基本色物は得意じゃないが今日は紙切りとのいるこいるでなんか得した感有り。
そして、さん喬さん。権太楼師匠が酒飲みの小咄をやった上で、「禁酒番屋」とかやると思ったでしょ?ただこの小咄をしたかっただけ。と言って「お菊の皿」をやった意味がそこでわかった。なるほど、酔っぱらい、子別れ、だ。飄々としながらも、感情のメリハリを巧みに折り込みながら、噺は波をうち続けて行く。もしかしたら、改心の出来では無いのかもしれないが楽しめた。志らく氏の八百屋じゃなくて番頭さんが最後に活躍するところも一興。聞きたい噺が満載のこの中席。また来れるかなあ。