網棚は意識の外に、

4/20 下丸子らくご倶楽部 at 太田区民プラザ小ホール 18:30〜


  立川志らべ:目薬
  立川らくB:六尺棒
  立川志らら:子ほめ

  
  立川志らく:フリートーク
  柳家喬太郎:東京タワーラブストーリー

  
   中入り

  
  ロケット団:漫才

  立川志らく:道具屋・金明竹



 若手バトルは、いつもより全体的にしっかりしていた。らくBは緊張からか、まくらでの表情、所作がいたいたしい。噺に入ると大丈夫なのに。前に志ららを下丸子で見た時も印象が良かったのだが、彼はこの会場と相性がいいのかな。にぎわい座で聞いた時気になった口調が気にならなかった。志らべも好感持てる内容だったし、みんなそれぞれ面白かった。

 しかし、立川志らくという人のフリートークはいつも相当面白い。どこがどうとか解析できてはいないが
たいしたものだ。今日もその印象は変わらず継続してしまった。

 喬太郎師匠。やりづらいのか探り探り、アウェイ感丸出し。そして、噺は「東京タワーラブストーリー」。池袋演芸場の新作の会以来。残念。出来れば他の噺が聞きたかった。結局、今日の出来も悪いはずないのだが、俺はこの噺はあまり好きではないのである。無理がないからいいわけではないが、やはり無理がある。

 そして、志らく師匠。与太郎もの二本立て。調子良くスピーディ。古典の世界を、現代のカット割りで演じる鮮やかなシーンたち。最後までテンポ良くたどり着く。もう1席ききたくなった。

 しかし、らく兵が網棚に残した着物は発見されたのでしょうか?