連夜のにぎわい

ふくもり つけぶと

 間に合いそうなんで、今日も桜木町へ。またも当日券をあてにして。電車中、i podで志らくのピンのCD聞きながら、「全身落語家読本」を眺めながら向かう(なんか只のコアファンのよう)。おもしろい。で、当日券ありました。よし。で2階席。横から高座を見下ろす感じの席。これはこれで面白いか。空席ちらほら。 



  3/2 横浜にぎわい座 三月興行
   第十七回 立川志らく志らく百席」at 横浜にぎわい座 19:00〜


    立川しらら:権助

    立川志らく:親子酒
    立川志らく長屋の花見
     仲入り
    立川志らく:名言365 (トーク)
    立川志らく:鼠穴


 
 あっ、助六がまだある。寄席や演芸場に行っても、着くのが遅いせいか小腹がすいていても場内売店の弁当類に行き当たったことが今までなかったにも関わらず、今日はおにぎり弁当、サンドウィッチ、助六がフルラインナップ(果たしてほんとにそうかは知らぬが)でそろい踏み。よっ、にぎわい座。やっぱ助六でしょうと、お茶と助六を購入。特筆するまでもない、かんぴょう巻き、太巻き、いなり寿司。ささやかな満足感。お約束のホットコーヒーはお仲入りの最中にまわした。


 親子酒がめちゃめちゃ面白かった。随所に出てくるくすぐりの、父親のこのまま飲まずに死んだ場合の不憫さを切々と語るディテイル、湯のみのディテイル等々凄かった。親子の酔いっぷりの違い、息子が帰ってきた時の酔い加減の塩梅、強力。もちろん下げも秀逸だと思った。やっぱすげえなこの人。
 他の2席にも感じ入るところ(長屋の花見の花見中の歌や、鼠穴の倉の燃え方などなど)は多々あったが、自分にはこれがいちばんインパクトあった。
 あと、このあいだはあまり感じなかったが今日のしららを聞いて(その後の志らく師匠の枕を聞いて)、素人口調の意味がわかった。最近、吉本興業のヒストリー的なノンフィクション本(「吉本興業、カネの成る木の作り方」大下英治著)で、桂三枝さんが入門時に師匠に素人口調を徹底的に直されたことを言っていたのを読んだせいもあるのかもしれないが。

 

 東京に戻って、野沢の「ふくもり」にて、つけぶと。なかなか。


 ずーっと、最後の一問をほっておいた「レイトン教授と不思議な町」コンプリート。続編あるんだ。