明・惨
浅草演芸ホールの夜席に行こうかと思ったが、間に合わない&一つ一つの落語が楽しめそうな気がして鈴本へ。
5/2 特別興行 鈴本新緑寄席 がんばる団塊の世代 権太楼十夜 at 鈴本演芸場 17:00〜
翁家和楽社中:太神楽曲芸
柳家甚語楼:つる
橘家圓蔵:猫と金魚
柳家さん喬:初天神
昭和のいる・こいる:漫才
三遊亭歌之介:漫談(?)
柳家小三治:出来心
お仲入り
柳家紫文:三味線漫談
柳家三三:不孝者
林家正楽:紙切り
柳家権太楼:大工調べ
権太楼師匠の大工調べはこの間の落語研究会につづいて2回目。やはり面白い。またも権太楼流の与太郎表現に反応してしまう。「与太、どこに行ったンだ?」三三さんの不孝者は3回目。前に出た紫文のネタを元に花魁の名前が変わっていたけど。「ふみえ」さすが。さん喬師匠。以前、喬太郎で聞いた初天神。一門の共通点を感じた。滑らかな口調、駘蕩な空気、しっかりとしたテクニック。金坊親子のかぶさってくる会話のやり取りや、飴をなめながらの話し方なんて舌を巻いた。そして小三治師匠。じわじわ最後には開場を巻き込むというか持って行かれる芸のある圧倒的なのに穏やかな気。充実感。
5/2 第10回四派で深夜 at 末広亭 21:30〜
三遊亭きつつき:転宅
立川志遊:長短
春風亭笑松:蟇の油
古今亭菊六:権助提灯
あえて書くが、1000円も金取っていい芸なのか、と。まったくもって残念。深夜枠、頑張って欲しいのに。きつつきの話の空気(枕は痛々しい)の出し方に今後期待する。笑松が、(蝦蟇の油の)口上と同じレベルで全体の話をまとめてくれたらもっといいと思う。きつかった〜。
がっかりのあまりもたらされたローテンションの解消にとそのまんま「スパイダーマン3」を観に行ってしまった。最高。サムライミ万歳。