4×18
別に記録に挑戦する腹は無かったのだが、結果そうなってしまった。黒門亭の通し券を買ってみた。
まずは昼の部。
4/14 黒門亭 昼の部光る二つめの会・その20 14:00〜
前座 三遊亭玉々丈:小咄
柳家喬之進:棒鱈
三遊亭司:花見小僧
仲入り
三遊亭亜郎:ちりとてちん
春風亭栄助:崇徳院
結構な顔ぶれ。喬之進は、気になるところ(酔おうが笑おうが眼が無表情!)もあったが芋侍の謡とかはいい感じだった。司は彼独特の色気ある品がいい。小僧も相変わらずいい味。亜郎は手振りが派手。表情も豊か。ディフォルメが漫画っぽいか。そして、栄助。新作のインパクトにはかなわないがやはりやはり。「栄助です。好きなティッシュは...」好きなものシリーズがまくらの定番か。最初落ち着かなかったが、次第にヒートアップ。それぞれの人物の眼がやばい。狂気じみてたりする。関係ないがあの髪型に表情、鳳啓介を彷彿とさせた。依然気になる人だ。
がんこ末広店にて塩ラーメン。うまかった。コーヒー買って黒門亭へ。げっ、かなり並んでる。開演30分以上前に札止め。
4/14 黒門亭 夜の部 17:30〜
橘家文左衛門:小咄
前座 柳家花いち:道灌
桂きん治:お見立て
柳家三三:粗忽長屋
橘家文左衛門:桃太郎
柳家禽太夫:強飯の女郎買い
文左衛門氏が、お客さんをお待たせするのもどうかと気を使って早めのスタート。前座間に合わずでいきなり文左衛門氏が高座へ。ベタだが面白い小咄で盛り上げる。花いち。好感の持てる高座。しっかりしていた。きん治の宮城なまりの江戸弁によるお見立てに続いて、実に期待大の粗忽長屋。力ある正統派による圧倒的な出来。いいですわ、三三。こんな近くで贅沢の極み。メインキャストの二人のみならず、周りの傍観者の目線、発言まで気が利いていて(という風に感じた)堪能させていただきました。「桃太郎」。顔の濃さ、いかつさも含めて濃い味。とはいえ金坊の話に対するおとっつぁんの細かいリアクションなど緩急も効いていて実に面白かった。「厩火事」の予定がやりたい噺ができたってことで「子別れ 上」。実に聞かせる酔っぱらいっぷりだった。鈴本の花緑の「子別れ 通し」が気になってきてしまった。
という訳で早く終わったから、予定外の行動へ。タクシーで両国へむかってしまった。
4/18 第5回 めばえ 4月号 at お江戸両国亭
三遊亭王楽:兵庫舟
林家ひろ木:家見舞
仲入り
春風亭一之輔:大工調べ(中段まで)
王楽、始まって直後に入場。もちろん前座は終わっている。講釈でかなりの拍手が起きる。ひろ木。このひとの飄々さ加減はなんだかすごい。得体の知れない軽い芸風、口調。しくじり多いなーとか思っているとリズムに乗ってきて、いいじゃん、とか思ったりする。
そして、お目当て、一之輔「大工調べ」。(しかし、演目が発表されてなかったら無理して来なかったかもしれない)登場。表情を見るに忙しいのか、ちょっと疲れ気味というか、眼が赤い。で、今日のはというと、手堅い出来だった。長口舌もきっちり。一瞬(まさにほんの一瞬)あっと思ったりもしたが、しっかりとしていて実に聞き応えあった。是非、フルザイズをいずれ聞いてみたい。
4/14 末広深夜寄席 21:30〜
雷門花助:鼻ねじ
三笑亭可女次:つる
柳家小蝠:お見立て
桂花丸:お菊の皿
で、深夜寄席。可女治の名前はカメからとったのか?またまた色の濃いキャラがいた。強烈だったのは花丸。つのだじろうの漫画のキャラみたい。
つかれた。アホだ。ネジが外れている。自分でそう思える。