らくご漬け、ふ〜っ。
前日かなり遅かったのに目が覚めた。早朝寄席は見送って池袋へ。10分前到着。入り口で座れますか、と問うとあと3人は座れるはずだけどとの答え。えーっ、結局、立ち見も出てました。
3/25 第53回 柳家権太楼 日曜朝のおさらい会 at 池袋演芸場 11:30〜
柳家右太楼・柳家ごん坊:トーク、謎掛け
柳家右太楼:釜泥
柳家権太楼:居残り佐平治
柳家権太楼:長短
いやあ、参った。そりゃお客さんは入りますわ。この金額で、この近さで権太楼師匠をたっぷり。なかなか出来ないとおっしゃてた「居残り佐平治」をじっくり45分。面白かったー。華やかで明るくて力強い。
もうけものでした。そのままもう一席やりますかと、「長短」へ。さすがの高座。
3/25 黒門亭 昼の部 “光る二ツ目の会・19” at 黒門亭 14:00〜
三遊亭歌ぶと:道具屋
三遊亭時松:松曳き
春風亭一之輔:七段目
春風亭朝也:明烏
三遊亭天どん:花見の仇討ち
初、黒門亭。畳に座布団。ここも札止め。
時松、話は面白い、ウケてる。ただ、自分的には聴いててなんかしっくりこなかった。
一之輔。七段目。前に一之輔の七段目を聴いたことがあった気がするような安定感だった。まくらでもかなりの爆笑を誘っていたし。生お囃子をバックにしたクライマックスの芝居のくだりにもっと迫力が出るといいなあと思ったが。
朝也は、そつなく軽い感じの明烏。
天どん。独特の間合い、ぼそぼそと歯切れの悪い口調。居心地の悪そうな高座裁き。でも面白いな、この人。古典落語「花見の仇討ち」の枠組みの中に天どん流のディテイルが滑り込む。演じる侍の名を聞かれて「徳川家康」。意思を投げる時に「ジャイロ」が飛び出したり。
同じ上野広小路。朝のおさらい会でもすり込まれていたせいもあったか、我太楼襲名披露興行へ。行列。係の人に座れるか尋ねるとまだ大丈夫とのこと。池袋演芸場に戻って「三三・左龍の会」と迷ったが、入場。(しかし落語しか選択肢がないのかおまえは!)そして弁当を買う。
3/25 「特別興行」花まつり鈴本落語会 夜の部 寿 真打昇進襲名披露興行 at 上野鈴本演芸場 17:20〜
開口一番 柳家ごん坊:寿限無
太神楽 鏡味仙三郎社中
春風亭一朝:肥瓶
五街道雲助:子ほめ
柳家権太楼:町内の若衆
漫才 昭和のいる・こいる
林家正蔵:新聞記事
柳家さん喬:時そば
鈴々舎馬風:思い出話(ネタではない)
仲入り
真打昇進襲名口上
糸繰り ニューマリオネット
三遊亭圓歌:中沢家の人々
紙切り 林家正楽
柳家我太楼:たいこ腹
開口一番、ごん坊。朝は落語は聞かなかったがここで。権太楼師匠の弟子って感じのルックス。丸い。良かった。
しかし充実のラインナップだなあ。息つく暇無い感じ。圓菊師匠はお休みで残念だったが。(ホントか嘘か分からないが、朝、正蔵に電話があって雨が降ってるから休むとのことだった)色物も皆素晴らしい。のいるこいる師匠はすごいと感心した。場内大爆笑。
馬風、圓歌の両巨匠は雑談のようにしゃべって場内を沸かせに沸かせていたし。
やはり弟子の襲名披露興行ということもあるのか、権太楼師匠、本当に笑った。これもなんと言うことのない噺だろうに師匠の手にかかるととんでもなく面白い。
真打昇進襲名口上。さん喬師匠の軽妙な司会がいい。権太楼師匠の愛情が感じられた。
我太楼は頑張っていた。汗だくになって懸命にやっていた。他と比べて笑いは少なかったが。
最後に、来ていた他の新真打が全員舞台上へ。三本締め。今日は菊志んがホリじゃなくて出川に見えた。
お祭りとして興味深かった。
しかし、今日は疲れた。