あつい!

 平日昼間、下北沢。行ってきました。下北沢演芸祭。



2/20 春風亭昇太プロデュース 下北沢演芸祭 
   柳家喬太郎「一本柳道中双六」14:00〜

 
 柳家さん弥:初天神
 柳家喬太郎:蒟蒻問答
  仲入り
 春風亭朝之助:唖の釣り
 柳家喬太郎:ハンバーグのできるまで


 
 この一本柳道中双六というのは5年ほど前に師匠が行っていた勉強会のタイトルだそうな。ということで、滅多にやらないやってない噺を、とのこと。「蒟蒻問答」久々、「ハンバーグのできるまで」に至っては高座にかけるのも2度目ぐらいの噺らしい。こういう見方もどうかと思うが、好きな噺家だととちったり、それを自分でフォローしたりするのも楽しめたりする。「蒟蒻問答」のことだが。ご本人、かなり首をひねりながらの退場ではあったが。
 それを受けてなのだろうか、「ハンバーグのできるまで」の枕で、遊雀(元 三太楼)さんの話。こういうのもライブっておっしゃっていたが、なんか心に迫るものが...。まっ、野暮なんで多くは語りませんが。
 数年前に離婚した夫婦の亭主の元に元のカミさんが訪ねてくる。旦那の好物のハンバーグを作るために其の近所の商店街で買い物をすると、旧知の店主たちが色めき立ち、復縁か?と騒ぎになる中で、彼女は食卓を挟んで話を始める、と...。
 もちろんよかった、で、いろいろ考えさせられた。たぶん、勝手に、作り手の意図しないところで。

 会場が小さいせいか終わる頃には、いろんな熱気であついあつい。ロビーに出ると壁に張り出したネームリストの中に自分の名前が。仲入りのときに申し込んだ、25日最終日の別キャラ亭の抽選に当たったらしい。お金を払って、自由席なので入場順の整理券を引くとかなり後ろ。まあ気楽に来ればいいか、当たったからいいかとひとり納得したりして。行けんのかな〜?

 さん弥の「初天神」はおっかあとのやり取りのくだりをすっ飛ばしたところからスタート。かなり派手な動きで笑いを取っていた。朝之助は、スマートで達者な感じだった。