彩の国行脚

 6/17 第24回つるがしま落語会 あじさい寄席 at 鶴ケ島市女性センター・ハーモニー 14:00〜



   柳家小きち:松竹梅
   柳家喬太郎粗忽長屋
   柳家さん喬:そば清
    お仲入り
   柳家喬太郎:猫久
   柳家さん喬:百川








6/17 第79回有望若手応援寄席第26回柳家三三・飯能独演会 at 一丁目倶楽部 18:30〜




   柳家三三:出来心・上
   柳家三三:品川心中・上
     お仲入り
   柳家三三:笠碁







 善くも悪くも田舎の手作り落語会。高座の上も客席も緊張感とは無縁か。弛緩したリラックスとでもいうか。
 自分に集中力が足りないのか、高齢の方々の、悪意の無いというか無邪気なというか、あちこちから巻き起こるマナーの悪さに辟易した。(ただ、俺の場合、どこに行っても特にマナーの悪い人とか、笑いのツボが著しくずれている人とか、妙な音を立てる人とか、ずっとメールをしてるひととか、特別変わった方が近くに居ることが多いのだが)しかしこういう落語会ではそういうことがやけに気になるのである。

 自分にとって、顔付けや演目だけじゃなくて、落語を楽しむには、ある程度の緊張感が、噺家にも客席にも無いと楽しめないんだなあと確認してしまった。(内容は都内だったら即完売必至の豪華な内容だと思ったんだが。)もっと年を重ねたら、気楽に楽しめるのかもしれない。

 先日、それぞれの事情で聞けなかった喬太郎氏「猫久」に三三氏「品川心中・上」。それが聞けたのは嬉しいことなのは間違いない。喬太郎氏の粗忽ものにさん喬氏の百川、三三氏の笠碁。まあ贅沢は贅沢な内容だね。品川心中はいずれ通しで聞いてみたい。細かい描写がさすがだったし。 

 まあ、さん喬、喬太郎、三三の屈指の三師匠。一日で全部凄すぎてもお腹いっぱいで困るかもしれないけど。