歴史の重み、期待の軽み

4/26 第四百六十六回 落語研究会 at 国立劇場 小劇場 18:30〜



     古今亭菊可:壷算
     桃月庵白酒:徳ちゃん
     入船亭扇遊:干物箱
       仲入り
     春風亭昇太:お見立て
     柳家権太楼:大工調べ


 初参戦。年契みたいなもんだし。会場の規模なのか、客席の空気なのか。皆さんやりづらそう、か。やはり、そういう空気をさらっとこえるのが昇太師匠。まくらからさらっと会場の色を変える。別に、持ってくというような気負いも無く、楽しい「お見立て」。相変わらずの華やかな高座。そしてオリジナルな切り口のくすぐりは新鮮だった。
 権太楼師匠。さすがの大工調べ、全編。だれることも無く、棟梁の啖呵も艶やかに、与太郎の斬新な行動もひっくるめて面白かった。終わって、頭を下げた後、両手で、手ぬぐいで、顔を拭う、ちょっとほっとした師匠が魅力的でした。